支援塾生体験談

田尾 柚花

常葉大学 造形学部造形学科2年 田尾 柚花

目標を設定することで、
手段が目的にならない
意識を継続できると実感できた。

地元で参加できるワークショップが魅力

大学では、ハード・ソフト両面でのサービスデザインを考える、「未来デザイン研究会」というサークルに所属しています。その顧問の先生から、ラジオ番組制作のワークショップのチラシをもらったのが、財団を知るきっかけでした。ラジオ番組の制作はなかなかできないことですし、東京で行うことが多いサークルでのワークショップと同じような体験を地元でできるのならと、このワークショップに参加することにしました。支援塾生になったことで、グループワークのやり方や、話の聞き方などの、基礎的なことを学べました。

大変、だけど楽しい経験ができている

財団のワークショップは、学生が参加しやすいように考えられていると思うので、もっと多くの学生に知って欲しいと思います。時間が足りないと感じる時もあるけど、それはそれだけ中身が充実しているということ。個人的には、「大変だ」と言いながらも楽しい経験ができています。ワークショップに参加して一番印象深いのは、2時間半のイベントを、期限一週間という時間がない中でも、企画をしっかり考えられたこと。どんなことを質問されてもいいように、細かな部分まできちんと詰めておいたことで、自信を持ってプレゼンに臨むことができました。プレゼン時間がオーバーして結果2位だったけど、実現性の高い内容だと評価されたことがとても嬉しかったです。

手段が目的になってはいけない

編集委員の仕事では、主にレイアウトを担当しました。イラストレーターを使っての作業は、学校でやっていることと変わらないので、苦ではありませんでした。号を重ねるにしたがって、自己満足で終わらないために、アンケートの意見を重視して工夫を凝らしました。実際、色や挿絵で季節感を出したり、文字の大きさを変えたりの試行錯誤を繰り返し、より良いレイアウトを研究しました。読んでいる人からのダイレクトに届く客観的な意見はありがたかったです。

ただ、実際に作業を進めていくと、手段が目的になってしまうことが多く、財団通信もいつの間にか、発行することが目的になってしまっていました。原因はスケジュールに追われたこと。本来の目的の"巻き込む通信"というコンセプトも守れていなかったですね。それを問題意識として感じていながらも、議題に上がったのは最後の反省会でした。目的、目標を常に意識することを大切にすれば、もっと熱のこもった通信ができるはずです。

苦手だった論理的な話もできるようになった

これらの経験を通して、自分の意見をしっかり持てるようになったと思います。今までは、違う意見の人と話すのが苦手で、自分の意見は違っていても、周囲に同調してしまうところがあったり、自分の意見があやふやで、違う意見の人に説明するのに説得力がなかったんです。でも、今は根拠を示しながら論理的に話せるようになったと思います。サークル活動の報告ブログでも、具体的な根拠を示して自分の意見を書くよう心がけたら、「最近、精度が上がってきたよ」と先輩に褒められるようになりました。企画の組み立て方やプレゼンの仕方についても、社会人になってからもきっと役に立つと思います。

田尾 柚花